カサンドラ症候群ってなに?パートナーなどのADHD・ASDの向き合い方
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ADHDやASD(自閉症)のパートナーと付き合っていくうちに
心や体に不調を起こしてしまい、カウンセリングに来られる方が居ます。
このような状態は”カサンドラ症候群”と呼ばれ、ここ数年、相談に来られる方も多くなりました。
カサンドラ症候群は不眠や動悸、めまいなどの身体的症状と、情緒不安定や無気力といった”うつ”の状態になる精神的症状が見られる状態を言います。
不安や気分が上がらない状態に加え、眠れないことでさらに精神を擦り減らしてしまう悪循環に陥る方もいらっしゃいます。
カサンドラ症候群は、パートナーとの生活が上手くいかないことへのストレスから引き起こされます。
ADHDやASDの気質を持ったパートナーは、コミュニケーションがうまく取れなかったり、注意欠如によって約束を忘れてしまったりする方が多いです。
発達障害であるADHDやASDは”生まれつきの気質”であり、注意したり指摘しても直すことができない場合がほとんど。
そのため話を聞き入れてもらえていないと感じる孤独感や虚しさ。
ただ「そうなんだね」と共感して欲しかっただけなのに、それも叶わずいつしか自分の自信すら奪われていく、、、何度も同じストレスを感じることになってしまい、いつしかカサンドラ症候群に陥ってしまうのです。
また、モラハラやDVのように”明らかな被害”があるわけではないため、周囲からも理解されず、一人で苦しんでしまう方が多いんです。
「こんなに辛いのにわかってもらえない」「誰にも頼れない」
こうして強い孤独を感じることにより、精神的に不安定となってしまうんですね。
カサンドラ症候群にならないためには、パートナーの気質を理解する必要があります。
行動パターンや癖、こだわりなど一緒に過ごしていると見えてくるものです。「いつもここでつまずくな」と予測をつけられるだけでも、心の余裕が変わってくるかもしれません。
ADHDやASDのことを詳しく知ることで、パートナーとコミュニケーションを上手くとれるようにするのが大切です。
そしてもう一つ、一人で抱え込まずに理解者へ相談することも重要です。
親や友人など、真剣に聞いてくれる人を頼るのもいいですね。
ただ、夫婦の悩みは親しい人ほど理解されないこともあります。
周りからわかってもらえず、苦しい思いをする前に、ぜひカウンセリングで悩みを聞かせてくださいね。
カウンセラー 渡部