相手に対する怒りは自分への怒りでもある

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かまって欲しいとしつこい子どもに対してイライラして強い口調で怒ってしまう事があった時の話。

私が別の用事を済ませたい間、子供たちにYouTubeやゲームをして待っててもらっていました。ちょこちょこ休憩を挟むものの、合計3時間以上は見せていたと思います。親の都合のため受動的にテレビを3時間も見せてしまった、寂しい思いをさせてしまったという罪悪感が自分をダメな奴だと、自分に対する怒りが子供たちに向いていたのです。

これは一つの事例ですが、他の事例にも通ずるものがあります。相手に怒りを向けてしまう=自分に対しての怒りがあるという事が多いのです。

《できない自分》に対しての怒りが相手に向かってしまっているだけということ。

そこで私はどうしたかというと、

「子供たちに寂しい思いをさせてしまった、ごめんね」

「自分がダメな母親だと思って虚しくなったんだよね」

「自分にも余裕がなかったんだな。自分のためにコーヒーを入れて甘い物を食べて労わってあげよう」

「頑張りすぎてしまう自分に気づきを持たせてくれてありがとう」

「完璧な人なんていない、完璧じゃない方が人間味があっていい」

などと呟きました。

よく、神様は越えられない壁は与えないと聞きますが、自己否定や自分(他人)に対する決めつけが気付きを得るチャンスなら怒りや落ち込みがあった時、自分が幸せになる道はこっちじゃないよと示してくれているんですね。そう思うと幸せになる為にいつも導かれているなんて感謝でしかありませんね。

カウンセラー    渡部