努力しても報われない

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〖自分は努力しても何も報われない〗というご相談について、なんでそう思うのか話を伺うと、

「どんなに頑張って良い成績を取っても、親の期待に応えようと習い事を頑張っても褒められる事はなかった。むしろ〇〇ができていないなどと怒られたり、もっとできるはずだと厳しい言葉をかけられ育った。」と話して下さいました。

そこで、私は認知の歪みについてお話させて頂きました。

認知の歪みとは、物事を自分の考え方のクセに従って解釈する事で客観視がしづらくなり、自分を苦しめている状態のこと

認知の歪みはなぜ起きるかというと、寂しい・悲しい・恐れなどの感情から自分を守る為(他人や環境のせいにする、逆に全て自分の責任と思い込む)に幼いながらに生き残る戦略をたてた結果が歪みとなる事が多いです。悲しくも認知を歪めざるを得なかったとも言えますね( ; _ ; )

なぜそう思う様になったのか、どこから認知の歪みが生まれたのか話を進めていくうちに様々な気付きが出てきました。

・親には褒められなくても、周りからの信頼や人との良い関係性を持てていた。だから、人と関わるのが好き。

・仕事でも、努力することが当たり前になっていたので、上司に認められ成果を上げられている。

・本人の前では褒めないけれど、父が自分のことを褒めていたとずいぶん経ってから母から知らされた。

確かに、幼い頃の相談者さんは直接褒めてもらうという温かい愛情がもらえず寂しかったと思います。親も本当は褒めたかったけれど、甘く育てたら自分のように大変な思いをすると思い込みがあり、素直に褒められなかったのかもしれません。

最終的には、〖努力は報われない〗という思い込みを外す事が出来ました(*^^)

認知の歪みによって悪い側面しか見えなくなっていたけれど、物事に良い悪いはなくて、もちろん無駄なこともないのです。

カウンセラー  渡部