部屋の乱れは心の乱れ。「未消化タスク」がメンタルに及ぼす影響のこと
オーナー兼カウンセラーの佐々木です。
皆様、明けましておめでとうございます。🐎💨
早生まれで1月誕生日の私は、先日また一つ歳を重ねました。
本厄の年を乗り越え、今年は後厄です。
おみくじが大吉だったからといって気を抜かず、凡事徹底で頑張っていこうと思います。
「やらなきゃいけないことが頭から離れない」
「この頃、休んでも疲れが取れにくい(部屋が散らかっている)」
というような感覚を体験したことはありますか?
実はこの二つには、共通する心理的な仕組みがあります。
“脳内リソースの圧迫”です。
未消化のタスクや視界に入る物の多さは、
知らず知らずのうちに私たちの集中力や気力を奪っていきます。
未消化タスクとは…
「やらなければいけないのに、まだ終わっていないこと」のことです。
ギクッとした方、安心して下さい。
私自身、これを山のように抱えています。(笑)
もはや十数年にわたって何らかのタスクを抱え続けている気さえする…😱
仕事の返信、役所の手続き、部屋の片付け、
連絡しなければいけない人へのメッセージなど、大小さまざまなものがあります。
これらが溜まると、私たちの心の中では常に「気がかり」が発生します。
何もしていない時間でも、脳のどこかで
(あれ、まだ終わってないんだよなぁ…)
と通知のように点滅し続けている状態です。
この状態が続くと、休んでいるのに疲れが取れなかったり、
集中力が続かない、ちょっとしたことでイライラする、
やる気が全く出ない…などの影響が出やすくなります。
未消化タスクはバックグラウンドで動き続けるアプリのような存在です。
古めのスマートフォンをお使いの方は、複数のアプリが開きっぱなしだと
動作がモッサリするあの感じ、わかりますよね。
表では別のことをしていても、裏でエネルギーを消費し続けているため、
気づかないうちにメモリが消耗していきます。
「部屋の乱れは心の乱れ」という言葉を聞いたことがある方もいらっしゃると思います。
これは精神論だけともいえず、実際の感覚とも深くつながっているのです。
散らかった部屋では、視界に入る物が多く、
どこに何があるかわからず必要なものを探す時間が増えます。
この状態は、脳にとっては常に「選択」と「判断」を迫られている状態です。
これは必要なのか?
これは後で片付けないといけないかも?
どこに置いたんだっけ?
こうした小さな判断が積み重なることで、心は知らないうちに疲れていきます。
反対に、部屋が整っていると
視界がシンプルになるため、行動の迷いが減り、
気持ちが落ち着きやすくなる…といった変化が起こりやすくなります。
部屋は自分の内側を映す鏡のようなものです。
忙しさや余裕のなさが、空間にも表れてしまうのです。
私たちの脳は、見ているだけで多くの情報を処理しています。
色、形、文字、動き、配置など、無意識に全てが脳に入ってきます。
部屋が散らかっている状態とは、
常に大量の情報を浴び続けている環境とも言えます。
たとえば、机の上に
書類、本、文房具、スマホ、飲みかけのカップ
📄📙🖋️📱☕️(イメージして下さい!)
が置かれていると、それだけで視覚情報は一気に増えます。
脳はその一つひとつを無意識に認識し、処理しようとします。
これは、脳内のリソース(処理できる余力)が環境によって奪われている状態です。
その結果、集中力が続かなくなったり、常に頭がぼんやりして上の空になったり
何から手をつけていいかわからなくなる、といった状態に陥りやすくなります。
未消化タスク→「頭の中の情報量」を増やす
散らかった部屋→「目から入る情報量」を増やす
いずれも、脳に余計な処理をさせ続けているということが共通しています。
頭の中も、目の前の空間も、「未整理」の状態だと
脳は「休んではいけない」と勝手に判断します。
そうなった結果、
・疲れやすくなる
・不安感が増す
・物事を先延ばしにしやすくなる
などの悪循環に入りやすくなってしまうのです。
ということで、簡単にできる対策をお伝えします。
大きな変化を目指す必要はないので、小さな一歩としてトライしてみて下さい。
1. タスクを「見える化」する
まずは、頭の中にある「やらなきゃ」をノートやメモアプリにすべて書き出してみましょう。
ポイントは、
大きなことも
小さなことも
どうでもよさそうなことも
すべて出すことです。
頭の中から外に出すだけで、脳の負担は大きく減ります。
これは「覚えておく」という作業を、メモ用紙やアプリに任せることになるからです。
2. 5分だけ片付ける
「部屋をきれいにしよう」と思うと、ハードルが一気に上がります。
そこでおすすめなのが、5分だけと時間を区切ることです。
机の上だけ
床に落ちているものだけ
カバンの中だけ
など、範囲も限定しましょう。
短時間でも、視界が少し整うだけで、気持ちに余白が生まれます。
3. 「今日やらなくていいこと」を決める
意外に大切なのが、やることを増やすのではなく、やらないことを決めることです。
すべてを完璧にこなそうとすると、未消化タスクは逆に増えていきます。
今日じゃなくていい
今週中でいい
そもそもやらなくていい
このように線引きするだけでも、プレッシャーが大きく下がります。
未消化タスクを減らし、視界の情報量を減らすことは、
単なる整理整頓ではありません。心にスペースを作ることが目的です。
何も考えなくていい時間
ただぼんやりできる瞬間
好きなことに集中できる余裕
こうしたものは、脳に余白があってこそ生まれます。
最近、
ずっと疲れている気がする/気持ちが落ち着かない/何をしてもスッキリしない
…などを感じているなら、まずは「頭の中」と「目の前の空間」を
ほんの少しだけ整えてみましょう。
思っている以上に心を軽くしてくれるかもしれませんよ🕊️
それでは、またカウンセリングルームで🌙


