わたしってHSPかも?②〜カウンセリング事例〜
こんにちは🌼
お酒とおしゃべりがだいすきなカウンセラーの田村です。
最近は少しずつ暖かくなり春っぽい空気になってきましたね🌸
新しい環境に向かうこの時期、人間関係に不安を感じる方も多いのではないでしょうか?
前回はHSPの特徴やあるあるについて少しお話ししましたが、今回は実際のカウンセリングの一例を、リアルにお伝えしていきたいと思います🌿
「こんなふうに進めていくんだな」とイメージしながら読んでいただけたら嬉しいです。
【ご相談:HSPかもしれない/人間関係がうまくいかない】
○今回のクライエントさんは学生の方
・人といると疲れる
・距離の取り方がわからない
・本当は仲良くなりたいのに、引いてしまう
・グループにいるのに孤独を感じる
といった悩みを話してくれました。
特に印象的だったのはこの言葉です。
「本当は深い関係がほしいのに、うまく仲良くなれないんです」
話をゆっくりと聞いていくと、
・小学生の頃に友達に嫌がらせを受けた経験
・「自分が悪かったのかも」と感じた記憶
・嫌なことがあっても我慢して関係を続けてきた
という流れが見えてきました。
👉 人の気持ちに敏感で空気を読む力がある
👉 でもその分、自分を抑えるクセがついている
というような状態でした。
【実際のカウンセリングの進み方】
🌸1回目
まずは「どんなことで困っているのか」を整理しました
・HSP気質かも?という自己理解
・孤独感の正体
・過去の対人経験
を一緒に見ていきました。
ここで大事なのは、
「問題を解決する」よりも「理解する」ことです。
「なんでこうなるんだろう?」が見えてくるだけでも、初回はおっけいです◎
🌸2回目
少し踏み込んで、「考え方のクセ」と「理想とのギャップ」を扱いました。
・「自分の発言が変と思われないか」
・「深い関係じゃないと意味がない」
という思いが強く、
その結果、
・傷つく前に距離をとる
・でも孤独を感じてしまう
というループに入っていました。
そのあとで
「なぜ人間関係って全て深い関係性ではないとダメなのか」
「浅い関係とはどんな関係性か」
「どんな自分になりたいと思っているか」
と深掘りして、自分の価値観は何か?を整理していきます。
そうして今の自分を言語化し、そんな自分に対してどう感じるかを考えました。
難しい時には、こんな人がいたらどう思うか?を一緒に考えてみます。
例えば、
・距離をとる → 自分を守る行動をしている
・周りに気を遣い過ぎる → 人に対して誠実で慎重さがある
というふうに捉え直していきました。
この回の締めくくりでクライエントさんが
「自分が悪いと思ってたのが、そうじゃないって思えた」と話してくださったのが印象的でした。
🌸3回目
ここからは少しずつ「行動」にもアプローチします。
・人間関係には「深い・浅い」があっていい
・全部を深めようとしなくていい
という“割り切り”を持てるようになり、
行動実験(少しずつ関わり方を変える)をスタートしました。
例えば、
・無理に盛り上げなくていい場面を作る
・「入れない」と感じた時に一歩引いて観察してみる
など、小さなチャレンジです🌱
このクライエントさんは決して
「人付き合いが苦手な人」ではありませんでした。
むしろ、人に敏感で◎ 相手をよく見ていて◎ 関係を大切にしたい人◎
HSPの傾向がある方は、
「自分に問題がある」と思ってしまいやすいですが、
実際には“感じる力の強さ”と“守るクセ”の組み合わせで苦しくなっていることが多いです。
そしてこれは、性格を変える必要があるわけではなくて、理解して、扱い方を変えていくことで人との関係はちゃんと変わっていきます。
このクライエントさんもこれから、少しずつ「自分らしい距離感」で人と関われるようになっていくと思います🌿
もし同じように
「人と仲良くなりたいのにうまくいかない」
「自分が悪い気がしてしまう」と感じている方がいたら、
⭕️自分の感じ方を否定しないこと
⭕️自分に合った距離感や過ごし方を見つけること
をカウンセリングという場で一緒に考えていくこともひとつの選択肢として取り入れてみてくださいね☺️
