「目を覚ます」ための手順。メンヘラ最大火力の恋愛を振り返って思うこと③
カウンセリング→精神科→警察。メンヘラ最大火力の恋愛を振り返って思うこと②
こちらからの続きです。
メンヘラストーカー騒動を引き起こし、警察官に怒鳴られ
冷や水を浴びせられたような心境だった私は、
ひとしきり泣き、いじけ、くさくさと日記を書き
(今思えば、ジャーナリングとして有効な行為!)
「やっちゃったなぁ」「来るところまで来ちゃったなぁ」
「こんなに情けない思いをするなんて」
と惨めな気持ちを噛み締めつつも
あ、これ、もう無理なんだ
という、不思議と腑に落ちたような感覚がしていました。
愛されたい、大切にされたいという
傷つけられた分を取り返したいような、呪いのような執着が
終わりに向かい始めたのです。
とはいえ、病んでいたのは私の方だけでなく
彼もまた私に対する怒りに満ちていたため
さらにここから、弁護士を介しての法的な争いが始まりました。
詳細はややこしいので割愛しますが、
共同で事業に携わっていたことが原因となり
(彼が経営者、私は秘書兼支社長のような立ち位置)
金銭と信用に関わるトラブルに発展してしまったのです。
弁護士の先生を打ち合わせをしているときの
客観的事実を整理するトーンがまた一段と私を冷静にさせていき
(痴情のもつれって醜いなぁ……恥ずかしすぎるなぁ……)
と何度も思わされたことで
冷や水ぶっかけタイム第二弾です。笑
後悔しても仕方のないことですが、
弁護士費用の手付金、数万円を振り込みながら
なんなんだろう、このお金は……
相手もこれを支払ってまで、私に不安を与えたかったのか……
それほどまでに私は彼を追い詰めてしまったのか……
なんでこんな関係性に執着していたんだろう
他責思考で考えていたんだろう
と、後悔や罪悪感でいっぱいになりました。
また、私は当時ここぞとばかりに
「元カレに訴えられて弁護士を立てることになった件」を
もはや鉄板の持ちネタにして飲んでおり(最悪)
友人知人に話すたびに
「結構ヤバい男と付き合ってたんだね」と
「あんたヤバい女じゃん。地雷どころじゃない」の意見が
体感半々ぐらいのリアクションで
これもまたじんわり整う冷え感で
激アツなメンヘラ恋愛→第三者から浴びせられる冷たい視線
というサウナワークさながらの温度差によって
徐々に目が覚めていったのです。
完全に自分の問題から切り離すまでにかかった時間は
記憶では半年ぐらいでした。
起業して仕事に打ち込んでみたり
新しい恋愛で塗りつぶそうとしてみたり
なんとかして報復してやりたい気持ちが湧いてくる自分に
「この期に及んでまた魂を汚すのか」と問いかけたり
元カレに対する呪いのような執着が
純粋な感謝の気持ちに昇華されるまでは
本当にいろんな段階や手数が必要で、
けっして一人ではたどり着けなかったなぁと思います。
元カレの存在や、この一連の出来事をなくしては
今のカウンセラーとしての私はいません。
メンヘラ的な性質の根本と向き合うきっかけを与えてくれたこと
起業することの難しさや楽しさを教えてくれたこと
ロジハラをぶちかましてたくさん笑わせてくれたことも
本当にありがとう。
おかげで、今は自分のことがけっこう好きになれました。
読んでたらイヤだなぁ、黒歴史で恥ずかしいなぁと思いつつも
溜飲を下げて、もはや面白がってくれないかなぁという下心もあります。笑
長くなりましたが
オーナー兼カウンセラー佐々木の、メンヘラ三部作でした😂
過去そのものは変えられなくても、過去のとらえ方を変えていくことで
今ここからの自分が変わっていく、ということが伝われば嬉しく思います。
それでは、またカウンセリングルームで🌙

