「別れるくらいなら死にたい。一緒に死んでほしい」理由。恋人への執着って何?

心理カウンセラー兼オーナーの佐々木です。

恋愛相談、メンヘラ・モラハラ気質に悩んでいたり、人に依存してしまう、感情に振り回されてしまう方。

過去の私について振り返りながら、今の私について知っていただければ幸いです。

おしゃれなカフェ「HEY」に行ってきました。プルドポークブリトー?です(うろ覚え)

突然ですが皆さんは、恋人に対してメンヘラ的な感情や言葉をぶつけたことはありますか?

過去の私は、「メンヘラ的な感情が起こらない関係は、本物の恋愛じゃない」
「好きなんだから、感情的になるのは当然だ」とまで考えていました。

認知の歪みそのものです。

 

「認知の歪み(にんちのゆがみ)」とは、物事の受け取り方や考え方が偏ってしまって、現実を正しく見るのが難しくなる心のクセのことです。

たとえば:

  • 全か無か思考:ちょっと失敗しただけで「自分はダメだ」と全部ダメに思ってしまう
  • 過度の一般化:一度うまくいかなかっただけで「どうせまた失敗する」と思ってしまう
  • 自己関連づけ:悪いことが起こると「全部自分のせいだ」と思い込んでしまう

こういった考え方が続くと、気分が落ち込みやすくなったり、不安になったりします。

 

それ以外にも例えば、

「恋愛は追わせて不安にさせるのが正解」「依存して尽くすと飽きられる」

「自立して一人で生きていけるような女性だけが本当に愛される(=逆の特徴を持つ女性は愛されない)」

私はこういった考えに囚われており、

愛着障害や境界性パーソナリティ障害の傾向があると気がついたのもずいぶん後になってからだったので、

 

私だけがなぜこんなにも苦しまなければならないのか?
好きな人とずっと一緒にいたいだけなのに、
なぜ相手はそのように努力してくれないのか?
私と同じ気持ちでいてくれないのか?
なぜ私を愛してくれないのか?

そんな思いが雪のように長い時間をかけて降り積もり、

根雪ほどに硬い固定観念になっていきました。

インスタで見たことのある有名なドーナツ。全種類食べたい!

支配欲求で相手を苦しめ、何度もケンカをしてはコントロールするために「別れる」と言い、

相手が別れに同意したら「別れたくない」の繰り返しでした。

 

そして私なりに、「別れる、と言ってもこの人は変わってくれない」と学習した結果、

表題のような発言につながりました。

 

私の中では、

別れて他の人と幸せになるところを想像すると気が変になりそうだから、

あなたと生きられない人生には私は興味はないし、

(ごく当たり前に)一緒に死んでほしい

という感覚でした。

 

こういった他責思考、相手に寄りかかった考え方をしていたら、

かけた体重の分だけ「重い」ととらえられても、さもありなん…ですよね。

 

他責思考というのは私が思うに、
他人次第・他人任せの考え方のことで、

他人のことは変えられない
自分のことは変えられる

という原理原則に逆らっているため、ストレスに繋がるのは当たり前のことなのです。

デザートに選んだ白いクマさんのドーナツ。可愛い♡

恋人への執着の正体は、

「自分次第では恋人と幸せになれたはずの未来」を諦められない感覚と、

その恋愛で幸せだった頃の自分の感情をもう一度手にしたい欲求、

それらが内訳なのではないかなと私は考えています。

 

私がメンヘラ的な性質から脱するためにやったことは、

「自分の感情は自分次第で変えていける」

というスタンスに切り替えて行動や思考を選択する意識を持つようになっただけです。

 

だけ、といっても
ここが難しい肝の部分なのですが…。

 

カウンセリングでは、考え方や意識を変えていくための専門的なサポートをおこないます。

頭をフル回転させる必要があるので、
いらっしゃる前に食事を摂っておくか、
終わったら甘いスイーツを食べてくださいね🍩

 

それでは、ごきげんよう🌙