#MBTI 好きですか? 私はENFP(広報運動家)です
幅広い世代のトレンド! #MBTI
最近、「MBTI」という言葉を目にする機会が本当に増えました。
街中のカフェで話題にしている学生さんもいれば、
カウンセリングの場で「私は○○タイプなんですが…」と切り出される方もいます。
噂によれば、マッチングアプリのプロフィール欄にもこの項目があるんだとか。
ここまで広がった固有の心理テストも珍しいですよね。
なぜ、MBTIはこれほど人を惹きつけるのでしょうか?
カウンセラーとして相談者の言葉に耳を傾けてきた立場から、
その理由を少し掘り下げてみたいと思います。
1.「自分らしさ」が言語化される安心感
私たちは誰でも、心のどこかで「自分ってどんな人間なんだろう」と考えています。
けれど、それを言葉にするのは案外むずかしいものです。
自分で自分を説明しようとすると、どこか恥ずかしさや照れが混じったり、
「うまく言えない」という苦手意識が出てきたりします。
MBTIの魅力は、その言語化のハードルをぐっと下げてくれるところにあります。
4つの文字だけで、「たしかに、こういう傾向あるかも」
と素直に受け入れやすく、気が楽になるのです。
2.対人ストレスが増えた時代の“地図”の役割
コロナ禍以降、多くの人が生活や働き方の変化によって、
対人関係のストレスを抱えるようになりました。
「どう接したらいいんだろう」
「なぜあの人とだけ噛み合わないんだろう」
そんな悩みを持つ方は多くいらっしゃいます。
MBTIには難しい専門用語などがほとんど登場しないので、
「あの人は外向型だからこう感じやすいのかもしれない」
と、相手を理解するきっかけになりやすいようです。
完璧ではないものの、人間関係の地図としてちょうど良いわかりやすさが
今の時代にぴったり合ったんだなぁと感じています。
3.SNSとの親和性でバズった!
SNSでMBTIが広まった背景には、「自己紹介ツール」としての役割もあります。
長い自己分析でもなく、4文字で自分の特徴を伝えられるため、
手軽でシェアしやすいのです。
また、16タイプという多くも少なくもない分類の数によって
「わかる!私もこれ!」「このタイプ、友達にいる!」
といった共感が生まれやすく、拡散のスピードが一気に加速しました。
SNS文化と相性が良かったことも、流行した大きな理由の一つだと感じます。
4.心理的に優しい診断
MBTIは、本格的な臨床心理検査に比べると、
診断結果の表現が柔らかい傾向があります。
「あなたにはこの傾向がある」
「こういう場面では力を発揮しやすい」
というように、本人の人格を否定したり、
強い言葉でジャッジしたりはしない構造になっています。
そのため、傷つきやすい心の状態にある人でも受け取りやすく、
自己理解の入口 としてちょうどいい距離感が保たれています。
私はENFPと出たのですが、このタイプは「人とのつながり」や
「可能性」を大切にする傾向があるとのこと。
(そうかも…!)
MBTIを話題の切り口にすることで、
普段は話しづらい内面の話を自然とできたり
初対面の人との距離が簡単に縮まったりします。
「みんな違って当たり前」という前提でお互いの個性を知るためのツールとして、大変優秀です。
MBTI、便利!
MBTIは「答え」ではなく、やさしいガイド役
もちろん、MBTIだけで人を理解しきれるということはありません。
人の心は複雑で、それぞれ味わい深い奥行きがあります。
それでも、多くの方がMBTIに魅力を感じたのは、
「自分を知りたい」「人とわかり合いたい」
という、誰しもが抱いている願いを
叶えられる感覚を与えてくれるからだと思います。
MBTIをきっかけに自分自身を深く知ったり、
心のコンディションを整えたりするためのきっかけになれば素敵だなぁと思っています😊
それでは、またカウンセリングルームで🍻


