心理カウンセラー兼オーナーの佐々木です。
恋愛相談、メンヘラ・モラハラ気質に悩んでいたり、人に依存してしまう、感情に振り回されてしまう方。
過去の私について振り返りながら、今の私について知っていただければ幸いです。

だんだんと暑い日が増えてきましたね。
先日、勾当台公園近くを歩いていたら雨上がりの匂いがして、
謝るために道路に膝をついていた元カレのスラックスに小石が刺さっているのを見て、ごめんねと泣いた時のことを思い出しました。
「怒る」「泣く」という感情によって、自覚なく恋人をコントロールしていた頃でした。

私は嫉妬がちで疑い深く、
「この人は私を裏切るんじゃないか」「私のことを最優先で考えてくれない」
「ウソをついて他の女とこっそり関わるに違いない」「どうせ飽きて離れていく」
という発想の持ち主でした。

惚れっぽくて恋愛脳なのに、いざ恋愛関係になり交際が始まると、
苦しい気持ちばかりどんどん増えていき、メンタルのバランスが取れなくなるのです。

ある日、交際相手だった彼（表題の元カレ。以降、Y君とします）が会社の同僚と飲みに行くことになり、
帰りは車で迎えに行くから近くで待つね、と伝えて連絡を待っていました。
もともと自分の交際相手がお酒を飲みに行くというシチュエーション自体が苦手な私は、
当時その不安を少しでも早く解消したくて、迎えに行くことにしていました。

「もう少しかかるかも」
「わかった、待ってるね」
（20分後）「あと何分くらいかかりそう？」
「ごめん。先に帰っててもいいよ」

既読になったり未読が続いたりして（飲み会でリアルタイムのコミュニケーションを取りながら応答しているので、そうなるのは当然なのですが）
不安なイメージがわいてきてイライラが募り、どうなってるの？と電話をかけました。

「もしもし……ごめん」
「ねえ、キャバクラとか連れて行かれてるんじゃないよね？」
「……」
「迎えに行くとき困るからお店の場所送ってくれる？💢」
「ファミマから少し歩いたところのビルの……」
「違う。お店の名前教えて💢」
「……」
「キャバクラに居るんでしょ？違うの？💢」
「はい……ごめんなさい……」
「行かないでって言ったよね？何で？💢」
「上司が行くって言うから……断れなくて」
「（電話を切る）」

当てつけに無言で電話を切り、怒りで沸騰しそうになりながらも諦めて帰ろうとしたところ、
観念したY君からお店の名前が送られてきました。

「熟女キャバクラ艶です」

https://maps.app.goo.gl/3gar7wS2nfR1wNXM9
（この話自体は何年も前のことですが、お店はまだあるようでした笑。）

熟女キャバクラ！？

それは……何！？（笑）

「最悪💢分かった。そこに行くね」
（一応怒りを表明したいので怒った調子で返信しましたが、心中は熟女キャバクラって何？？という純粋な疑問と知らないものへのワクワク感で若干トーンダウンしていました）

最寄りのコインパーキングに車を停め、国分町の通りを速歩きしていると、
Y君が前方から全力ダッシュしてきました。

「すいませんでした！！」
スライディング土下座というものを初めて目にしました。（笑）

その日は日中に雨が降っていて、濡れた路地に額をスレスレにしながら謝るY君を見て、
（ヒザが汚れそうだなぁ。そこで誰かが吐いたことだってあるだろうなぁ。
熟女キャバクラって、熟女って、何歳のことをいうんだろう……）
と思いました。

その後もひと悶着、ふた悶着して、わあわあ泣きながら怒ったりしながらも、
熟女キャバクラが気になりすぎて最終的にはなんだか笑ってしまい、
事なきを得たのでした。（事なきではない）

梅雨前のちょうど今のような時期、雨上がりの国分町を歩くと、このことをよく思い出します。

当時の私にとっては、束縛もケンカも恋愛の中では当たり前で、
自分の基準に合わせてくれない人は自分のことを愛してくれない人、と本気で考えていました。

こういった過去の私のような女性はメンヘラと呼ばれるようですが、
性別が変われば、いわゆるモラハラですよね。

私は元・モラハラ加害者として、モラハラやメンヘラの真っ最中で感情に振り回され苦しんでいる方へ、
苦しみの根っこを見つけて、パートナーシップを楽しむための考え方をお伝えしたい！という思いで、
夫婦関係のご相談や恋愛のお悩みに答えています。

読んでいただき、ありがとうございました。
ブログでは、カウンセリングや心理学などの専門的な話題はそこそこに、
カウンセラーの人柄が伝わるようなことをお届けできればと思っています。

今後、私は月曜更新がメインになります。
美「月」の「月」曜で覚えてくださいね🌙