【逃げ】ではなくて【命綱】の退職届を出したときのこと
こんにちは🌼
お酒とおしゃべりがだいすきなカウンセラーの田村です!
前回、「退職届を書く」という行動が、私の世界を少しずつ変えてくれた🌍というお話をブログに書きました。
今日は、その“前”の状態や気持ちについてお伝えしてみようと思います。
以前も書いたように、私は長く幼稚園で働いていました。
子どもが大好きで、この仕事に就けたことが本当に嬉しくて。「夢が叶った!」とワクワクしながら新しい毎日をスタートさせたのを覚えています✨
もちろん、実際の仕事は想像以上に大変。何倍ものエネルギーが必要でしたが、それでも子どもたちと過ごす時間に癒され、幸せを感じていました🌸
でも、少しずつ職場の人間関係に悩むようになっていきます☁️
特に上司からの細かな指摘や理不尽な叱責が重くのしかかるようになり、「自分の努力が足りないんだ」と自分を責めながら、必死に頑張っていました。
けれど、数ヶ月が経つ頃には、通勤中に頭痛や動悸が止まらなくなってしまって、、、。
それでも「逃げちゃダメだ」と自分に言い聞かせ、言うことも、辞めることも選べず、ひたすら耐える日々を過ごしていました。
毎朝、子どもたちからの「せんせいだいすき!」の言葉だけを心の支えに、なんとか出勤していたんです。
そんなある日、仕事の帰り道。ふと気づくと、涙が止まらなくなっていました。
人目が気になるのに、どうしても涙をこらえきれなくて、、、
「せめて家に着くまでは」と我慢していたものの、玄関の階段で足が止まり、その場で泣き崩れてしまいました🌧️
今振り返ると、あれが「心の限界サイン」だったんですよね⚠️
本当は、身体の方がとっくにSOSを出していたんです。なのに、心だけが「まだ頑張れる」と言い続けていました。
でもその日に「もう頑張らなくていいや」と思えた瞬間があって、私はようやく退職届を書きました。
涙を流して手が震えながらも、その封筒を手渡した時。あれはその時の私にとって最大の【伝える勇気】でした。
社会人として前触れもなく退職届を出すという行動は、もしかしたら褒められるものではないのかもしれません。
けれど当時の私にとっては、「言葉で伝える」ということがとても怖かったんです。
「また否定されるかもしれない」「理不尽に怒られるかも」そんな不安に飲み込まれてしまっていたから。
だからこそ、退職届というものに気持ちを込めるしかありませんでした。
「逃げだ」と言われても仕方がないかもしれません。ですが当時の私にとっては「退職届」を出すことが残りの数日間、子どもたちの進級を見届けることを叶えるための【命綱】だった気がします。
退職届を渡したとき、「なんでもっと早く言わなかったの?」と聞かれました。
その時の私はうまく伝えることができなかったけど「言わなかった」のではなく、「言えなかった」。
この違いって、すごく大きいと思いませんか?
伝えることが怖い理由って、実はたくさんありますよね。
嫌われたらどうしようとか、うまく言葉にできなかったらどうしようとか、、、。
とくにがんばり屋さんほど、自分の気持ちをぐっと飲み込んでしまいがちになりますよね。
だからこそ、今あの頃の自分に声をかけるなら、そして今同じような思いで苦しんでいる誰かに届けるなら、
「完璧に伝えようとしなくていいよ」って優しく伝えてあげたいなと思います🫧
言葉が詰まってもいい。涙が出ても、声が震えても、途中で止まってしまっても、それで大丈夫👌🏻
“伝えたい”という気持ちがあること、それ自体がもうすでに立派な一歩なんです。
もし今、「誰かに自分の気持ちをわかってほしい」「でも、うまく伝えられない」と感じている方がいたら、どうかひとりで抱え込まず、話にきてくださいね🌼
私でよければ、いつでもお話を聞きます。
あなたの“伝えたい”が、少しでも前に進むお手伝いができたら嬉しいです🌿
幼稚園に勤めていたときの大量のプレゼント作り🎁これは、ずっとせんせいが見守ってるよ!のお守りストラップ!すごく大変だったけど、その都度子どもたちの笑顔が見れて大満足だったなぁ〜としみじみ。。