サブスクで作品を観ても感動できない問題【お悩み一問一答/回答者:佐々木】

 

お悩み

✦ 情緒おわり(IT事務/30代前半)

昔は好きな音楽や映画に人生を救われた感覚があったのに、

サブスクで大量に作品を消費しているうちに、うまく感動できなくなってきました。

映画を観ても「良かった」より先に「誰かが考察してそう」が出てきます。

便利になったせいなのか? 感情が薄まってる気がします。

選択肢が増えすぎると感動しにくくなるんでしょうか?

仙台ハートフルカウンセリング お悩み一問一答

【佐々木】が答えます

回答

わかる

わかる……!!

特にこの部分

>映画を観ても「良かった」より先に「誰かが考察してそう」が出てきます

私も全く同じ事を考えてしまいます😂

しかし、言い方を変えると

「考察しがいのありそうな、余白のある作品だ」
という感じ方なのかもしれませんよ

ちなみに情緒おわりさん(以降、情緒さん)は
作品に対する他人の考察記事などを検索するタイプですか?

私は「○○○○(作品名) ネタバレ 感想」「○○○○ 考察」などで
ついつい検索してしまうんですよね

①作品を見る

②ふむ…

③人の感想を知る

④なるほど!!そうだったのか!!

ここまでがセットです

この①~④を繰り返してきたからなのか、

自分の感想だけでは「感じ足りていない」?ように思えてしまうのです

オマージュや小ネタを拾いきれていない感じとか

監督や脚本が仕掛けた意図を汲み取りきれていない感じが

ワンプレートの中の目立つフードだけ食べて席を立ったような
なんだか損している感じがしてしまって

他の人は付け合わせも一緒に食べて美味しがっているのに!

デザートもついてたの!? 気付かなかったよ!?

この人はペアリングのお酒まで飲んでる……!!

という…。

例えば、ガンダムオタクに誘われてジークアクスを劇場で見た時のアレです

いや、もちろん面白かったですよ?

米津玄師もノーメロもすいせいちゃんも、とにかく演出が終始劇的で

ポカーンで終わるかもなぁという事前の期待値をしっかり上回ってくれて

でも!!

今のは何?

あれは誰??

なんの話!?

で過ぎ去っていく部分が多すぎて
(もともと映像を見ながら情報を整理するのが得意ではない)

観終わったときは「ぐぬぬ……」みたいな気持ちがかなりあって

隣で「遊んでたなぁ~」と満足げなガンダムオタクに解説させたとして

そんな往年のガノタ向けのファンサわかんないよ!
ずるい!とますます不満を持ってしまいそうで

こそこそと「ジークアクス 元ネタ」と検索する時間の切なさですよ

話がそれましたが…。

>選択肢が増えすぎると感動しにくくなるんでしょうか?

これは、私は音楽のサブスクで同じことを感じる時があります

私にとっての「ディグり」の始まりは
自転車で最寄りのTSUTAYAまで行って

CDレンタル5枚セット1週間1,000円で
厳選した珠玉の5枚を大切に聞く行為なんですよね

なんなら、目当てのCDは3枚で
埋め合わせにジャケ買いならぬジャケ借りをする2枚があって
その2枚が思いがけずツボで新しいアーティストにハマったり

一期一会のふしぎな思い入れが育つものでした

現在、使い始めて何年も経つApple Musicですが

ディグることがものすごくスムーズになった代わりに
“通り過ぎる”曲が圧倒的に増えたような気がするんですよ

なので、

>サブスクで大量に作品を消費しているうちに、うまく感動できなくなってきました

こう感じてしまう気持ちも、理解が出来ます

とはいえ、それは消費量(作品を咀嚼した数)にともなって
五感が肥えて、ちょっとやそっとじゃ心が動きづらくなっている

すでに知っている流れなので、新鮮な驚きがない
というだけなのでは? とも思います

選択肢が増えすぎたから、便利だから、という理由ではない気がします
あくまで私の答えですが…。

>昔は好きな音楽や映画に人生を救われた感覚があったのに

カルチャーや娯楽作品に人生を救う力があるって、凄い事ですよね

すでに経験上知っている事、分かっている事

悟ったような心境に至っていることなどが増えてくるのが大人ではあるので

案外、こすり倒された古き良き作品の中に
今の情緒さんだからこそグッとくるものが埋もれているかもしれませんよ

昔の情緒さんを救ってくれた作品にもう一度触れてみると
違う味わいがあったりするかもしれません

人生もアートも諦めず楽しんでいきたいですね🎬

 

 

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仙台ハートフルカウンセリング

仙台ハートフルカウンセリング
宮城県仙台市を拠点とするカウンセリングルームです。女性カウンセラーによる一対一の担当制で、相談者の気持ちに寄り添いながら継続的な心理支援をおこないます。HSP、自己肯定感、人間関係、夫婦・恋愛、親子問題、トラウマなど幅広い悩みに対応しています。