強すぎる責任感は、ときに無責任な結果をまねく。「力になりたい」欲求は取り扱い注意
オーナー兼カウンセラーの佐々木です😊
知人の紹介で劇団麦(@gekidanmugi)さんの舞台
「No Cats, No Life!」 を観に行ってきました🐈️
保護猫をテーマにしたノンフィクション脚本で、
宮城県多賀城市で実際に保護猫活動をされている女性をモデルに
制作されたストーリーとのことです。
私はネコちゃんが大好きなのですが、
保護猫や野良猫に関する社会的な問題については
ほとんど関心がなく、この演劇で初めて詳しい情報に触れました。
(野良猫にむやみにエサを与えてはダメらしい…くらいの認識)
私の実家では茶トラ柄の猫を飼っていて
「猫は一人暮らしでも飼える」という話を聞くたび
今の住まいでも飼ってみたいなぁ…と想像はするのですが
猫のために生きられるのか?
生活リズムごと合わせにいけるのか?
と自問自答した結果、
猫のことを思えばこそ、飼うことは出来ないな…
と結論付けているスタンスでした。
舞台の主役として登場する女性(主人公)は、
自分の身体やスケジュールに無理をしてでも
猫を助けたい一心で行動する姿が印象的で
周りの友人たちはその様子について、
「猫にのめり込みすぎだ」「ついていけない」
と半ば呆れたように話しながらも
懸命な姿をみて放っておけず、つい助けてしまう…という感じ。
このストーリーの示したいことは、
「人がなにかに夢中になっている姿は、それだけで周囲の心を動かし巻き込む力を持っている」
ということなのだと思います。
(くせ者の頑固オヤジが主人公の影響を受けて素直になり、家族と打ち解ける大団円エンドでした)
教訓魔の私はもう一つ、影の教訓として
表題の「強すぎる責任感は、ときに無責任な結果をまねく」
ということを感じました。
私自身「人の力になりたい」「困っている誰かを助けたい」
という思いが強いほうで(=承認欲求の強さでもある)
それを満たしたいあまり、
頼まれたことは何でも引き受けたくなってしまうのです。
そういったタイプは同時に責任感も強く、
こなしきれない自分のことは許せないため
気力や体力のキャパシティを考えずに頑張り続け、
結果的に倒れたり、完遂しきれず周囲がフォローせざるを得ない状況に陥り
そのことでまた自分を責めてしまう…という悪循環に入ってしまいます。
人ひとりの時間やエネルギーが有限であることを忘れず、
持続可能な範囲で管理する意識を持つことも大事!
…という事を、このブログを読むに至った皆さんにも
知っていただければいいなと思います。
愛猫家のもとで渋滞するほどの保護猫がいる現状を見て、
引き取れる間口は多いほうが人も猫も助かるだろうなぁ…
猫の1~2匹、娯楽として飼えるくらい余裕のある暮らしができる人が増えたらいいなぁ…
と、一般的猫好きである佐々木は願っています。
さておき、こうした舞台を間近で見たのは
初めてだったので、とても新鮮な体験で楽しかったです✨
2.5次元や宝塚には、どう考えてもハマるポテンシャルを持っているので
あえて絶対に触れないように生きている佐々木なのでした。
それでは、またカウンセリングルームで🌙