パニック障害とは? “子どもへの性加害”報道によせて―私たち心理カウンセラーができること

オーナーの佐々木です。

花粉症は喉→鼻→目と徐々に上方向に波及していきます🤧

私の常用ティッシュはまとめ買いで安いソフトパック(箱じゃないやつ)の小さいティッシュ。

とにかく何回も鼻をかむので安さを重視していたのですが、
次は渡部さんと田村さんの推しているティッシュを買ってみようと思います。
鼻をいたわってみたい!笑

はじめに、本記事は子どもへの性被害やトラウマ反応(フラッシュバック)について触れるものです。

読んでいてつらさが強まる場合は無理をせず中断し、心理的安全を最優先にしてください。

お気に入りのぬいぐるみ「ちまき」。おじぎしているような角度のつくりで可愛い

近年、子どもへの性加害に関する報道や証言が社会的に注目される機会が増え、
つい最近にもそういったニュースを目にしました。

こうした情報をきっかけに、過去の経験を思い出してしまったり
強い不安や動悸などの症状が出てしまったりする方がいらっしゃいます。

  • 突然強い動悸が起こる

  • 息苦しさやめまいが出る

  • 「このまま死んでしまうのではないか」と感じる

といった、パニック障害パニック発作に近い症状が現れるケースもあります。

子どもへの性加害という深刻な問題を背景に、
なぜパニックのような症状が起こることがあるのか、
そして心理カウンセラーとして何ができるのかについて考え、私の思いを書いていこうと思います。

トラウマ反応とパニック発作

報道や出来事がきっかけで症状が出る

過去のつらい経験を持つ人にとって、似た出来事のニュースや報道は強い刺激になることがあります。

人の脳は、危険や恐怖を感じた出来事を強く記憶する性質があります。

そのため

  • 似た状況を見聞きする

  • 当時の記憶がよみがえる

  • 身体が「危険だ」と反応する

という形で、動悸や過呼吸、強い不安が起こることがあります。

これは珍しいことではありません。

パニック発作のような症状が起きる理由

パニック発作では、例えば次のような症状が起こることがあります。

  • 強い動悸

  • 息苦しさ

  • 手足の震え

  • めまい

  • 「このまま死んでしまうのではないか」という恐怖感

これらは身体の危機反応です。

人間には、危険を察知すると「逃げるか戦うか」という反応が起きる仕組みがあります。

実際には目の前に危険がない場合でも、
過去の記憶や恐怖が引き金になって身体が反応してしまうことがあるのです。

性被害と心の症状

子どもの頃の性被害は、長い年月を経てから意識の中で顕在化され、影響が出ることがあります。

例えば

  • 不安が強くなる

  • 人間関係が怖くなる

  • 強い自己否定感が生まれる

  • 突然の恐怖や動悸が起きる

こうした反応は心的外傷後ストレス障害(PTSD)の文脈でも語られることがあります。

ただし、すべての人が同じ形で症状を経験するわけではありません。

上記に挙げたことが当てはまらないからといって、

「自分の感じている苦しみは、大した問題ではない」
など軽くみなし、こころのSOSを見逃すことのないよう、注意してくださいね。

カフェモーツァルト・テオにて☕ 私はスコーンが大好きです

心理カウンセラーができること

心理カウンセリングでは、以下のような支援が行われます。

安全な環境で話せる場所をつくる

過去の出来事について話すことは、とても勇気がいることです。

無理に話す必要はありませんが、
「話しても大丈夫」と感じられる場所があることには、大きな意味があります。

心理的な安全が得られる場所がある。
この人は自分の話を、感情を否定せず受け止めてくれる。

そのように安心を感じていただける時間にできるよう、私たちはカウンセリングをおこなっております。

身体の反応を理解する

動悸やパニックのような症状は、
「自分がおかしくなってしまった」という意味ではありません。

多くの場合、身体が過去の危険を思い出して反応している状態です。

このことを理解するだけでも、不安が少し軽くなる方もいます。

自分自身に起きていることの正体をまずは客観的に理解し、
あせらずに対処していきましょう。

不安や恐怖のパターンを整理する

カウンセリングでは

  • どんなときに症状が出るのか

  • どんな考えが浮かぶのか

  • どんな体の感覚があるのか

を一緒に整理していきます。

無理な言語化は求めず、こころの安全が保たれるペースを大切にしながら、
様子を見て進めていきます。

そうすることによって、不安のループや構造が少しずつ見えてきます。

核心に触れることには細心の注意をはらいながら、
メタ的な視点で自身のこころの動きがつかめるよう、サポートしていきます。

おわりに

改めて、子どもへの性加害は、社会全体で向き合うべき深刻な問題です。

その影響を受けた人が長く苦しみ続けてしまうこと、
誰にも話せず孤立してしまうことも少なくありません。

時限爆弾的に後から苦しみがあふれ出したことで、
今の生きづらさに至っているケースも沢山見てきました。

支援者の立場としても、非常に心の痛む思いがしています。

もしも報道や情報を見て体調が不安定になったり、
過去の出来事を思い出してつらくなったり
動悸やパニックのような症状が出るといった状態があるなら

一人で抱え込まず、誰かと整理していくことも一つの方法です。

その選択肢として、私たちのようなカウンセラーの役割があります。

つらい経験によって失われてしまった安心感を
取り戻していくための力になれれば幸いです。

それでは、またカウンセリングルームで🌙