【全部私案件】「メンヘラな自分が悪いんだ」では解決しない!相性や相手側の課題とどう向き合うか―回避型・不安型のこと
オーナーの佐々木です。
本記事で列挙される「自分」「相手」の具体例はほとんど全て
過去の私がとらわれていた思考・価値観や、
パートナーに対して実際に仕掛けていたコミュニケーションです。
ひとり回避型・不安型しくじり先生として、
皆さんに知ってほしいことをお伝えできればと思います。
恋人との関係で不安になってしまったとき、
私が重いからだ、すぐ不安になる自分が悪いんだ、
結局メンヘラだから恋愛がうまくいかないんだ……と、自分のことを責めていませんか?
もちろん、自分の言動を振り返ることも大切なことです。
しかし、二人の間で起きている問題を
何もかも自分のせいだと思い込んでしまうと、
それ以外の要因をすべて見落とすことになります。
恋愛や夫婦関係の悩みには、自分自身の心の課題だけでなく、
二人の相性やコミュニケーションのすれ違い、
そして相手側の課題が隠れていることもあります。
恋愛関係はどちらか一人だけの問題ではありません
連絡が返ってこないと不安で
何度もスマートフォンを確認してしまったり
相手の気持ちが離れていないか確かめたくなり、
わざと傷つけるような言動をしてみたり
少し態度が違うだけで「嫌われたのでは」と怖くなってしまったり…。
ぐるぐる考えてしまうと、自己嫌悪になりますよね。
カウンセリングでも実際にお尋ねするのですが、
その不安は何もないところから生まれているのでしょうか?
たとえばパートナーが
- 連絡を無視し、何事もなかったように振る舞う
- その時の気分によって態度が大きく変わる
- 別れをほのめかして相手を思いどおりにしようとする
- 約束を何度も破る、そもそも約束をしたがらない
- 不安ごとを伝えると「重い」「面倒くさい」と突き放す
- 自分にとって都合の悪い話を全てあなたのせいにする
このような関わり方をしていれば、もともと不安が強くない人でも、心が落ち着かなくなるのは自然なことです。
あなたの反応だけを切り取れば「不安定な人」に見えたとしても、
その背景には、安心しにくい関係があるのかもしれません。
「メンヘラ」という言葉で片づけない
「メンヘラ」という言葉は、日常会話やSNSなどで気軽に使われています。
当然ながら、これは正式な病名などではありません。
寂しい気持ちになることや不安になること、
相手に気持ちを分かってほしいと思うことは、
誰しもに起こりうることです。
本当は
「もっと安心できる関係でいたい」
「話をきちんと聞いてほしい」
「大切にされていると感じたい」
という自然な願いがあるのに、それを「メンヘラだから」の一言で片づけてしまうと、
自分の心が伝えようとしている大切なサインまで見えなくなってしまいます。
相手から「またメンヘラ?」「そういうところが面倒」と言われ続け、
自分でもそう信じ込んでいる方もいます。
けれど、その言葉が話し合いを避けたり、
あなたを黙らせたりするために使われていないか、
一度立ち止まって考えてみてください。
二人に悪意がなくても、相性の問題はある
どちらか一方が悪いわけではなくても、相性によって不安が強くなることがあります。
たとえば、一人は「こまめに連絡を取り合うことで愛情を感じるタイプ」
もう一人は「必要なときだけ連絡すれば十分だと感じるタイプ」だったとすると
一人は問題が起きたらすぐに話し合いたいのに、
もう一人は気持ちが落ち着くまで距離を取りたい。
この組み合わせでは、追いかける側と逃げる側に分かれやすくなります。
追いかけるほど相手は逃げ、相手が離れようとするほど不安になってさらに追ってしまう…というような構図になりやすいのです。
この悪循環の中では、普段より感情的になったり、
自分らしくない行動を取ったりすることも普通に起こります。
それを「自分のせいだ」と捉えるのではなく、
「二人の求める距離感や安心の感じ方が違うのかもしれない」と考えてみると、どうでしょうか?
相性の違いは、話し合いや工夫によって調整できる場合もあります。
一方で、どちらか一方だけが我慢し続けなければ成り立たない関係もあります。
どちらか一方だけを矯正しようとするのではなく、
二人で歩み寄れる関係性なのかどうかを考えてみてください。
相手側にも向き合うべき課題があるかも
相手との距離が近くなることに恐れがあり、冷たく接してしまう。
自分の非を認めることができず、責任を相手に押しつける。
相手が自分の言動の影響を受けて不安になるかどうか、
という形で愛情を確かめようとする。
対話を避け、無視や威圧によって関係を支配しようとする。
このような言動の背景には、相手自身の過去の経験や傷つき、
対人関係のパターンが関係していることがあります。
ただし、相手の背景に事情があることと、
あなたが傷つけられ続けることはまったく別の問題です。
相手を理解しようとするあまり
「この人もつらい過去があるから仕方ない」
「私がもっと安定すれば変わってくれる」
と、限界まで我慢してしまう方もいます
しかし、関係をよくするためには、
相手にも自分の言動を振り返り、あなたの気持ちを聞き、
必要な変化に取り組む姿勢が必要です。
あなた一人の努力だけで、二人の関係を支え続けることはできません。
自分の課題と相手の課題を分ける
自分を責める時間の代わりに、次のようなことを整理してみてください。
自分について
- 不安になると、私はどのような行動を取りやすいだろう?
- 本当は私は相手に何を分かってほしいのだろう?
- 過去の経験が、今の不安に影響していないだろうか?
- 相手を傷つける言い方や、過剰な行動をしていないだろうか?
- 私が安心できる関係には、何が必要だろう?
二人の関係について
- 不安や不満を安心して話し合えるか?
- お互いの違いを尊重できているか?
- いつも片方だけが謝り、我慢していないか(させていないか)?
- 約束ごとや境界線は守られているか?
- 問題が起きたとき、二人で改善するために向き合えるか?
自分の課題を見つめることと、全て自分のせいにすることは全く違います。
「私にも改善できるところはある。
でも、相手にも向き合ってほしいことがある」
この二つは両立できることです。
恋愛中の自分だけが「いつもの自分」と違う?
友人や職場では比較的落ち着いているのに、
恋人といるときだけ強い不安や自己否定が出てくるようなことはありませんか?
そのような場合は、あなたの性格だけではなく、
その関係の中で何が起きているのかを客観視する必要があります。
過去の恋愛でも同じ苦しさを繰り返しているのであれば、
自分の中にある不安のパターンを知ることも助けになります。
どちらの場合でも、
「私がメンヘラだから」という結論で終わらせず
私は何に傷ついているのかな?
この関係では、なぜ安心できないのかな?
本当はどのような関係を望んでいるのかな?
そのように問いかけて考えることが、状況を変える一歩になります。
一人で考えると自責がやめられない方へ
苦しい関係の中にいると、何が自分の問題で、
何が相手や関係性の問題なのか分からなくなることがあります。
そんなときは、利害関係のない第三者に話すことで
絡まっていた気持ちや出来事が少しずつ整理されていきます。
カウンセリングでは、あなたの感じている不安や苦しさを抑え込まず、
これまでの経緯や二人の関係、本当の望みを一緒に見つめていくお手伝いをします。
あなた一人が全て悪いということはありません。
関係の中で改善したほうがいい自分の課題が見つかることはあります
しかし、それはあなたが悪いという事とはイコールになりません。
不安になることには理由がありますし
苦しい気持ちには見過ごしてはいけない背景があります
全部自分がメンヘラだから悪い、と決めつける前に
二人の相性や関係のバランス、相手の関わり方にも目を向けてみてください。
自分を責めることに疲れてしまったときは、
カウンセリングルームで、今の気持ちを聞かせてください。
いったん全て分解してスッキリ理解できたところから
では、どうすればいいか?を考えていきましょう🔧
この記事を書いた人

- 承認欲求や不安から相手を疑い、支配しようとして人間関係を壊した経験があります。心理学や脳科学の学びをもとに、感情が生まれる背景や思考・行動のパターンを図解と言語化で整理し、本音を出せない方や人間関係を安定させたい方へ、現実的な変化につながる方法をお伝えしています。







