職場では「しっかりしている」と言われるが家に帰ると何もできない。人と比べて自分には弱音を吐く資格がないと思う。【お悩み一問一答/回答者:渡部】

 

お悩み

✦ プリン (看護師/20代後半)

患者さんや同僚には「しっかりしてる」と言われます。でも実際は、家に帰ると何もできません。制服を脱いだ瞬間に電池が切れたみたいになって、お風呂にも入れず、気づいたら朝になっていることがあります。
職場ではミスをしないよう常に気を張っていますし、患者さんの命に関わる仕事なので当然だと思っていました。でも最近、小さなことで涙が出たり、休みの日もベッドから起き上がれなかったりして、「これって甘えなのかな」と考えてしまいます。
周りにはもっと大変な環境で働いている人もいますし、自分だけ弱音を吐く資格がない気がします。でも、正直かなり限界です。こういう状態でも、みんな我慢して働いているのでしょうか?

 

仙台ハートフルカウンセリング お悩み一問一答

【渡部】が答えます

回答

涙が出るのも、ベットから起き上がれないのも「甘え」ではない。その逆!極限まで耐え、一生懸命に向き合い戦ってきた証

「家に着いた瞬間、電池が切れたように動けなくなる…」

「休日にベッドから起き上がれず、そんな自分を『甘えなのかな』と責めてしまう」

 

命に関わるお仕事や、職場・日常で常に気を張り詰めている方から、このようなご相談をいただくことがあります。

 

 

まず、最初にお伝えしたいのは、それは決して「甘え」でも「努力不足」でもないということです。

 

 

小さなことで涙が出てしまうのは、プリンさんの感情のコップがもう溢れる寸前まで耐えてきた証拠。

休日に起き上がれないのは、プリンさんがそれだけ外で一生懸命に向き合い、命や責任を背負って戦ってきた証拠です。

 

 

 

これまでも命に関わるお仕事をされている方を何人も見てきましたが、みなさん本当に自分に厳しい人ばかりです。

 

でも、そもそもそれほど自分に厳しい人に、これ以上何を求めればいいのでしょうか。

 

 

 

「今、目の前にあることに今の自分の精一杯で取り組む」それだけで十分尊いことなのに、どこかで「人の命を預かっているんだから」と呪いのように自分に言い聞かせたりしてきたのかもしれません。

 

 

 

そんな言葉を背負い続けていたら、身体もガチガチになって息が詰まってしまうのも当然です。

 

その呪文の積み重ねのせいで、日々の小さな努力や頑張りが「当たり前」として扱われて誰にも(私からも)見てもらえないやるせなさ、、、

そして、「弱い私=甘え」と受け取ってしまうような、気を抜ける場所のなさ、、、

 

それこそが、今の「限界」をつくっているのだと思います。

 

 

 

ずっと一人で戦ってきたんですよね😢

まずは

、「そこまで張り詰めて頑張ってきたんだな」

「厳しい私なんだから疲れた時には自分に甘えさせてあげてもいい」

と緩めることを許し、ご自分をたくさん労ってあげてほしいですね🌿

 

 

 

 

では、なぜそこまで自分を追い込んでしまうのでしょうか?

 

そこにはもしかすると、過去に身につけた「しっかりしていないとダメだ」という無意識の思い込み(鎧)があるのかもしれません。

 

しっかりしていないと怒られる、見放される。

弱みを見せたら嫌われてしまう。

ちゃんとできる自分じゃないと価値がない――。

 

だから、弱音を吐けない。本音を話せない。

 

 

 

そんな風に、無意識で自分を厳しく監視していませんか?

 

 

 

私自身も昔は、「ポンコツな私を出したら受け入れてもらえない」と思い込んでいて、外にいる時は(もはや家の中で旦那に対しても笑)ずっと戦闘モードでした。

ONとOFFの差が激しくて、家に帰ると(家事などを終えると)どっと疲れてぐったり……

 

まさに同じ状態だったんです。

(終いには相手に態度で不機嫌オーラをビンビンに発して「察しろよ」とやっていた私です🫣)

 

 

 

でも、弱音を吐くことは決して悪いことではありません。

 

「今、私は限界なんだな」と現在地を知り、鎧を1つ脱ぐための大切なSOSなんです。

 

 

 

 

ただ、こうやって「思い込みの鎧に気づこう」「自分の思考の癖を変えよう」と頭(思考)でぐるぐる考えようとすると、心が疲れ切っている時はかえって自分を追い詰めてしまいがちです。

 

なぜなら、「思考」は過去の経験や反省、周りへの気遣いなど、どうしても頭の中のエゴが騒ぎ立てて“警戒モード”と繋がりやすいから🌀

 

 

 

だからこそ、思考をお休みさせて 『五感』  にアクセスすることが有効なのです。

 

 

 

五感とは、見る、聴く、触れる、味わう、香りを嗅ぐといった身体の感覚のこと。

 

五感が刺激されている時、私たちの脳は「今、この瞬間」に集中するため、頭の中のぐるぐるした思考や緊張が自然とストップする仕組みになっています。

 

 

 

そして、その『五感』を味わう体験としてぴったりなのが、今回のスコーン作りです。

 

スコーン生地を手の感覚に研ぎ澄ませ無心で練る

オーブンから漂う甘くて香ばしい香り

焼き立てをみんなで頬張ったときの温かさや味わい

 

 

 

そうやって五感を心地よく満たして頭の緊張を解いてあげることで、はじめて肩の力が抜け、「私、こんなに気を張っていたんだな」「こんな自分でいても大丈夫なのかも」という素の自分が顔を出してくれます。

 

肩の力を抜いた状態で人と関わったときにふと現れる、

「人から見える私」

「自分が思っている私」

「カウンセラーから見える私」

 

それは、今まで「しっかり者」の鎧に隠れていた、愛おしい本来のあなたの姿かもしれません。

 

 

ひとりじゃないし、ずっと戦い続ける必要もありません。

 

 

「まだ迷っている」「弱音を吐くのが怖い」

そんな状態のままで大丈夫です。

 

『キッチン ゆりとゆか』の体験型ワークショップは、スコーン作りというフランクな場を通じて、安全に「素の自分」と出会い直すための場所です。

 

一人で抱え込まずに、ちょっと羽を休めに来ませんか?

 

お問い合わせ・参加申し込みはDMにて、お待ちしております♡

 

 

この記事を書いた人

渡部 ゆか

渡部 ゆか
夫婦関係や子育て、完璧主義による生きづらさを経験し、カウンセリングと心理学を学びました。自信が持てない、頑張りすぎてしまう、感情や人間関係に悩む方に寄り添い、心の動きを一緒に整理しながら、現実的な変化につながる考え方や方法をお伝えしています。