W不倫の結果、生まれてしまった子ども。離婚と父子家庭が私に与えた影響

生後389ヶ月の佐々木です。

出産時は2.7kgくらいでやや小さかったようですが、現在はすくすく成長し、
りんご160個分の成人女性として元気に暮らしています。

期間限定、牛麦とろ丼。ひと夏の吉野家を楽しみます

私は、離婚後の父子家庭で育ちました。

お世話をしてくれたのは、祖母(実父の母)と父と、父の周りの大人達でした。

 

家系図の登場人物たちの誰かが嫌がる可能性があるので、詳細は省きますが

私は「W不倫」関係にあった男女の、女性側が身ごもってしまった子どもです。

正確に理解したのは、成人してからのことです。

 

「この先、仮に結婚する機会があったとして、戸籍謄本を取り寄せることになって、

その内容を見たときに、いきなり知らない人間の名前を見て、混乱しないように」

と、18歳になったとき、父が教えてくれたのですが

 

私は基本、大枠を雰囲気でとらえようとするところがあるので

 

「言いづらそうなことを、打ち明けてくれてありがとう。

なんか、わかんないけど、思ったより複雑だったんだね」

という、大変おおざっぱな受け止め方をしたのでした。

 

思ったよりも何も、これまでも特によく分かっていなかったですし、

この時点でも大して理解していません。(笑)

 

ただ、風呂釜の薪をくべるスペースに丸まっている父の背中と、

言えなかったことを話してくれた、という事実が私の胸をふしぎと狭くして

目頭がかっと熱くなったことを覚えています。

泣いて父を困らせたくない、と思ったことも。

「モーニングサーブ」を初めて食べました

私は、家族の辿ってきた変化についてより深く理解した今でも、

自分自身の幼少期が、過酷な家庭環境にあったとは思っていません。

 

おばあちゃんは私のことをすごく可愛がってくれて、

父も年中無休で働いて、貧乏で困ったような記憶もなければ

「愛情を十分に受け取れなかった」とは、どうしても思わないのです。

 

ただし

私の歪んだ価値観として、無意識に根付いていたのは

「パートナーや配偶者は、裏切るし、結果、別れる」

「男は浮気をする」

「親は子どもを見捨てることがある」

ということ。

 

学生時代の元カレに、

「なんで別れる前提で考えるの?」

と聞かれたことを、今でも覚えているのですが

 

そのときは、「えっ…だって…どうせ別れるじゃん…?いずれは…」

という感じで全然、意に介さなくて。

 

自分の恋愛の病みパターンを振り返ってみると、

「男女はいずれ別れる」「どうせ長くは続かない」「飽きられたら浮気される」

という固定観念にずっと囚われていたように思います。

 

モラハラやメンヘラ的な言動で相手をコントロールすれば、離れていかないと考えていましたし

こんなにひどいことを仕掛けても、側にいてくれるのか?という、試し行動でもありました。

 

恋愛=苦しくなる関係性。メンタルを犠牲にする趣味。

 

そう理解している(認知の歪みですよ!)にもかかわらず、

刺激や変化に自分をさらすことが好きなので、

誰に評価されずとも長く続く趣味…という状態でした。(笑)

 

結婚してからというもの、

なぜあんなに苦しい関わり方や考え方を自ら選びにいっていたのだろう?と、ときどき考えますが

当時の私にとっては必要な感情や成長段階だったのだろう、という結論にいつもたどり着きます。

その経験がなければ、カウンセラーになろうというきっかけも得られませんでした。

 

心理カウンセラーを目指す直接的なきっかけになったのも、

恥ずかしながら、当時の交際相手(元カレ)に対するモラハラ・加害行為によって

警察や弁護士までも巻き込んでしまったからでした。

この記事を元カレが読みませんように……と願うばかりではありますが

人生を動かしてくれてありがとう、と思っています。

(いい話風にまとめにいく)

スタジオライブ。夫の姿は照れてしまい大体撮れない

今、過去の選択と結果の積み重ねで苦しんでいる方に、

カウンセリングという形を通して、楽に生きられる考え方をお伝えすることが

私の使命だと考えています。

 

毒親・毒家庭育ちの方や、恋愛をこじらせている方だけでなく

「なんとなく、ままならない」などの曖昧な悩みに対しても、

一緒に頭を捻って考えていければ幸いです。

 

それでは、またカウンセリングルームで🌙